今回は「ビジネス用語ばかり話す男」についてご紹介します。
前回は、マッチングアプリで出会った男性との、【初デートで会話が続かない男「仕事の愚痴のみ」】について紹介しました。
- 初デートでビジネス用語ばかり話されてついていけなかった。
- 私ってこんなに世間知らずだったのかと落ち込んだ。
- この年でビジネス用語ぐらいわからないなんて恥ずかしい?
- 会話を楽しく盛り上げられなかったのは私がコミュ障だから?
初デートで女性の反応を見ずに、自分の話を突っ走るような男性はつまらなくて当然です。これは男女関係に限った話ではありませんよね。相手を起きざるにして喋るまくる人は、本当の意味でのコミュニケーションが取れていません。話についていけない女性が悪いのではありませんよ!
このような男性のコミュニケーション不足が原因の場合、女性側が男性の心理を理解してあげることも、初デートを有意義な時間にする一つの手段です。
マッチングアプリで会う彼はどんな心境だろう?
と考えると、男性の緊張を解す声掛けもできますし、逆に女性が自分の口下手を責める必要もなくなりますね。コミュニケーションは一つのスキルとして習得することが可能です。若いうちに習得しておけば、今後の仕事や生活にも反映できるものです。
コミュニケーションスキルの初歩を学んでみる。

私はカウンセラーにかかってますが、会話が持つ力をしみじみと感じています。
初デートでビジネス用語を連発する男の真意

前回の記事【初デートで会話が続かない男「仕事の愚痴のみ」】でもふれましたが、男性にとって仕事の話というのは、いろいろな意味があります。
かっこよく思われたい!
「仕事の出来る男」アピールの一環です。確かに、女性がついて行けないほどのビジネス用語・専門用語を使っていると、「なんだかよくわからないけど物知りですごいね」と思われるでしょう。ただ聞かされる方の本音は、「つまらない」です。
つまらない男の会話② 仕事の話をする時に“専門用語”を使いまくる
仕事の話をする時って、同じ業種の相手同士なら気兼ねなく話せますが全く違った業種相手では話す内容も工夫が必要です。なぜなら、相手は専門用語が全く分からないから。
ところが、つまらない男ほど専門用語を使ったり、横文字の言葉を使いたがります。その方が専門家っぽくてデキる男に見えるからでしょう。しかし、専門用語を話せば話すほど会話についていけず“ポカン”とする女性は続出です。
つまらない男の特徴とは?女性が一緒にいて楽しくない人の性格や話す内容を解説!
デートに限らず、異業種同士の会話で「相手には伝わらないビジネス用語を並べ立てて自分の優位性を見せつけたい」人は、好かれません。本当に賢い人は、わからない相手にもわかるように話をするものです。
楽しい男は、仕事の話をわかりやすく例え話を使って話す
逆に楽しい男は、仕事の話をする時に相手に分かりやすく伝えて話すのが癖になっています。「例えて言うなら」という具合で、一言で例え話で伝えてくれるのでスッと頭に入りやすいんですよね。極力横文字も専門用語も使わず、相手に配慮する姿勢を感じますね。
つまらない男の特徴とは?女性が一緒にいて楽しくない人の性格や話す内容を解説!
話題に困ってる
本当に話題がなくて困ってることもあります。
初デートですから、お互いに盛り上がる会話の糸口が見つからないんですよね。それを男性が必死になって沈黙を生み出さないようにしてる状況です。
落ち着いてみれば、仕事以外にも話題があるはずなんですが、「初対面のデートで沈黙が流れるのを避けなきゃ!」という意識が強いと、弾丸トークをする営業マンのようにペラペラと仕事の話題が……。
ただ女性にしてみれば、
一方的に喋られるから話し出すスキがない……。
ちょっとぐらい黙ってくれないかな。
とも感じるんですよね。私がそうでした。
相手の話を遮るわけにもいかず、相手のお喋りが止まったと思って、何か言おうとしてもまたお喋りが復活。彼らは「話さなきゃ!」という意識が強すぎて、「話を引き出そう」という意識が全くないんですよね。
「どこまでわかるかと思って」テストをしてる
実は、私が言われた言葉ですが、一番真意がわかりません。「わからないよ!?」と正直に返して笑いあいましたが……どういう意味だったのか……。まさか本当に「食事をしながら、ビジネス用語をどこまで知ってるかテストを仕掛けてた」なんて面接みたいなことしますか? そこまで腹黒いとは思わないんですが……。
女性にできることは?

お喋りが苦手な女性もいますが(私です)、人は基本的に「話を聞いてくれた相手」に対して好感を抱きます。モテる男性というのはお喋りなんじゃなくても、女性の話を上手に聞いてくれる男性です。ただし、婚活アプリやマッチングアプリを使う男女というのはコミュニケーションが苦手な人たち、という現実が……。男性に求めてばかりではいけません。女性も受け身ではなく、何らかの行動に出ましょう。
コミュニケーションを勉強するパターン
コミュニケーションが苦手であっても、物静かで勉強することが好きな女性は、時間を有効に使う方が賢明です。手当たり次第に男性とデートを重ねて疲れる経験を増やすのではなく、ご自身の得意な勉強によって武器を増やすパターンです。冒頭にも上げましたが、コミュニケーションスキルを身につけることが効率的と言えますね。当時の私はコミュ力がないと感じながらも、そのスキルの重要性やスキルアップの方法を知りませんでした。
3時間でコミュニケーションスキルを学ぶには?

婚活はただの人気コンテストではなく、自分のためになる女磨きのきっかけでもあります。私がそうです。婚活をきっかけに、運動嫌いでも運動習慣をつけ、自炊をしない食事管理を行い、歯科矯正やホワイトニング、おしゃれの勉強など、自分磨きにつながりました。婚活はやめたものの、こうした習慣は自分の自信をつけることにつながっています。
「すごいね!」おだてて聞き続けるパターン
仕事の話ばかりで正直話について行けない……だけど悪い感じはしない
というように、もしもあなたが相手に好印象を持っているなら、聞き上手になる必要があります。聞き上手というのは、たくさん質問をするという意味ではありませんし、ただ黙って聞くという意味でもありません。相手が気持ちよく話せるようにおだてたり機嫌を取ったりするのです。
「傾聴」という言葉をご存じですか? 傾聴、ラポール(信頼関係)の形成、バイスティックの7原則……実はこれらは福祉の分野で勉強することですが、対人関係に広く使えます。長くなるので詳細は別の記事にしますが、ポイントは以下の点です。
- 表情豊かに聞く。笑顔、驚くなど、相手の表情や声色に合わせましょう。
- 適度な相槌。相槌が多すぎると話を急かしている印象を与えます。
- 感情を表現する言葉を使う。「大変だったんだね」「すごいね」
- 相手の言葉を繰り返す。「〇〇なんだ」
- 相手の言葉を言いかえる。「つまり△△ってこと?」
- 短い質問をする。「どう感じたの?」
「ごめん、私よくわからない」正直なアホの子パターン
仕事の話や専門用語が多くて何を言ってるかわからない場合は、正直に突っ込むのもありです。その場合、空気を悪くしないように言葉に気を付ける必要はありますね。
難しい言葉をたくさん知ってるんですね。私あまりわからなくって、ごめんなさい。
「難しいことばかり言ってつまらない」という印象を与えるのではなく「私はあなたより勉強不足で」という姿勢でいれば相手が気を悪くすることはありません。男性に限らずたいていの人は、こう言われると一般的な言葉で説明してくれるか、わかりやすい言葉で話すようになります。
「ところで、これおいしいね!」話題を変えるパターン
前回もご紹介しましたが、主導権を奪ってしまうか、相手をコントロールするパターンです。これをするには女性側のコミュニケーションスキルが試されます。心理学の論理や実践が求められますね。
論理と実践を学ぶにはどうしたらいい?

個人体験談:テストを仕掛けられたのに2件目を誘われた
ここからは私の体験談です。マッチングアプリにて知り合った同い年の男性です。メッセージも交わして、年が同じ、学校も同じ市内という親近感がありました。
営業マンVS家業の跡取り(私)
相手は営業職。本社が他県で、転勤で地元に帰ってきたという経緯です。私は家業の跡取りだけど実際には親が会社を回している状態で、私はビジネスのことは詳しくありません。
男性はスマートで頭の回転もよく、私が予定していたよりも仕事を早く上がれそうだと連絡すると、すぐに約束の時間やお店の時間も変更してくれました。合流した時には、既に別のお店の予約を取り直してくれていたというスマートさにあっぱれ!
レストランでの会話は……男性の仕事の話、しかも横文字の専門用語、ビジネス用語だらけで、何を言ってるのか全く理解できてませんでした。
合間に「いろんな言葉を知っててすごいね。私には理解するのが難しいよ」と言うと
2代目ということだから、どこまで知ってるのかと思って話してた
との衝撃発言……メッセージでも何度も言ったけど、改めて「私は名ばかりの2代目で経営には関わってないし、小さな町の会社でしかないよ」と強調。
「退屈だったんだろうな」と同情してたら2件目のお誘いが
ものすごく頑張ってたくさん話してくれてるのが伝わりました。今では「つまらない」と断言してますが、当時は
話について行けなくて申し訳ない……
と自責ました。実際、私もコミュニケーション能力が低く口数が少なかったのも原因です。頑張って話してくれた彼に半ば同情しながら、思いがけず、レストランを後にしたら「この後どこかで飲む?」とのお誘いが。
一応彼のテスト(?)に合格したのか? 「さっさと帰りたいレベルの女」ではなかったということか?
しかし、この日の朝は5時起きで仕事、翌日も5時起きで仕事の私は「早く帰りたい」が本音で、翌朝も早いことを理由にお別れしました
そんな初デートだったので、お互いにその後は自然と連絡がなくなりました。
まとめ:話を理解できないのはあなたが馬鹿だからじゃない
相手の方が難しい話や、ビジネス用語や、専門用語ばかり使っているとついて行けません。ついつい「自分が無知すぎるの?」と思いがちです。実際私は無知ですが、スマートな男性は相手が話について行けないとわかれば言葉を言いかえるものです。
あるいは、最初から理解を求めていない、一方的なお喋りなのかもしれません。もしそうだとすれば、女性側も気楽に受け流すぐらいのスタンスでいいかもしれませんね。
婚活アプリ、マッチングアプリで知り合った男性が、「専門用語・ビジネス用語しか喋らないマン」だったら、あまり深く考えずに受け流しましょう。あなたの知識不足ではありませんよ。